5月18日(土)、フローレンス神保町オフィス6階スペースで、2024年度初のアニー保護者会が行われました。集まったのは、障害児訪問保育アニーを利用されているお子さんとそのお父さん、お母さん、きょうだい、祖父母のみなさんの総勢14組41名! 久しぶりの再会に盛り上がるご家族、初参加でちょっと緊張しているご家族、いろいろな表情が見られます。
いつもよりきょうだいや祖父母の方の参加が多いのには理由があります。保護者会の後、「楽しく歌う♪ふうふ ケチャップマヨネーズ」さんのファミリーコンサートが開かれるのです!
保護者同士の交流ができる貴重な一日
こどもたちは前方のマットでくつろいで、まずは保護者会がスタートしました。
アニーは障害のあるお子さんのご自宅に、担当の保育スタッフが伺って保育をするサービス(居宅訪問型保育)です。お子さんに合わせて生活や遊びの経験を積み重ね、散歩で公園や児童館へ出かけたり、地域の保育園と交流したりすることもあります。ただ、アニーのお子さんやご家族同士が顔を会わせることは普段はあまり無く、アニーの保護者会はみんなで会えるとても貴重な機会なのです。
そのため、アニーの保護者会は連絡事項をお伝えするにとどまりません。保護者同士が顔を合わせて交流する時間にこそ、重きをおいているのです。
交流の時間は話がしやすいように、お子さんの年齢やお住まいの地域等によって小さなグループに分かれて行いました。地域の情報や就学のこと、食事や入浴で困っていること、気になっていること・・・普段は気軽に話せる人が周りにいない場合も多いので、同じ悩みを持つ者同士、話は尽きることなく、大いに盛り上がっていました。保護者同士が連絡先を交換し合う様子も見られ、横のつながりをつくる大切な時間になったようでした。
保護者アンケートにもこんな感想が寄せられました。
「普段の悩みを共有できてよかったです。同じような事で悩むことがあることもわかりました」
「他の保護者の方々と共通の話題をお話できて、リフレッシュできました」
「他の親御さんやお子さんの様子も見ることができて、使用している保育用品なども参考になり、気付かされることも多かったです」
「こども本人も、先生やお友だちに一気に会えて緊張してはいましたが、とてもいい笑顔を見せてくれました」
また、保護者が交流している時間、こどもたち同士も保育スタッフとともに交流して過ごしました。一緒に絵本をみて友だちの反応に驚いたり、笑ったり、みんなとても楽しそうです!
みんなで本物の音楽体験を!
さて、保護者会の後は、いよいよケチャップマヨネーズさんのコンサート!
目の前で奏でられるギターやタンバリン、カスタネットの音色と、表情豊かな歌は迫力満点! 体を揺らす子、じっと目をつぶって聴いている子。リズムに合わせてご家族と一緒に手や体を叩いたり、こころとからだ全部で自由に楽しんでいます。
大きなモニターに映るイラストが魔法のように動いて、すっかり釘付けのお子さんも。「チャチャチャ!」と体で楽しんだかと思えば、急に会場が暗転し「え?おばけ?」とドキドキの展開に…こどもも大人もすっかり引き込まれています。
自身も子育て中のケチャップマヨネーズさん。こどもに向けた歌だけではなく、子育て中のお父さん、お母さんを応援する気持ちを込めた歌もありました。保護者のみなさんだけではなく、アニースタッフも自分の胸のうちに思いを馳せるひとときも…。
後半はみんなが知っている曲で再び大盛りあがり! 保育スタッフも飛び入りでダンスに加わり、会場にも笑顔がはじけます。アンコールの拍手が鳴り止まず、最後の曲では「ケッチャップパート」と「マヨネーズパート」に分かれてのコール&レスポンスをして、名残惜しいなか終演となったのでした。
「ケチャップマヨネーズさんのステージが良かったです。近くで見られてとても迫力があり、会場の一体感がリアル開催ならでは。楽しませていただきました」
「家族でコンサートを楽しむことができました」
「息子も楽しそうにしていて、本当に良かったです」
「やってみたい」を引き出すアニー保育
アニーではお子さんがさまざまな経験をすることを大切にしています。日々を積み重ねるなかでお子さんの「やってみたい」という気持ちが生まれ、成長につながっています。
実はこのコンサートも、アニーの保育を通して我が子の成長を実感された卒園児のご家族が、「アニーのこどもたちや保育のために使ってください」と寄付をしてくださったことで実現しました。
日々の保育の様子はインスタグラムでもぜひご覧になってくださいね。
こどもに障害があっても仕事を続けたい、こどもの育ちを促したい、そんな方はぜひ障害児訪問保育アニーへお問い合わせください。