こんにちは!障害児訪問保育アニー事務局・保育スーパーバイザーの森永です。
アニーは、障害や医療的ケアが必要なお子さんを、ご自宅でマンツーマンでお預かりしています。
先月、穏やかな秋晴れの中、障害児訪問保育アニーの子どもたち4人と、上野にある国立科学博物館へ遠足に行ってきました。
「ん?障害児や医療的ケアが必要な子どもが遠足??え?行けるの?」と思われた方もいらっしゃいますよね?
アニーでは、担任の先生が、事前にルートの下見をして計画を立て、リスクマネジメントに関してもきちんと予測してから遠足を実施しているので安心です。もちろん当日も、健康チェックや訪問看護ステーション「ジャンヌ」と連携しながら、遠足に行けるかどうかの判断をしてから出発します。
年間行事に組み込まれている遠足は春のみ。その他の時期は、子どもたちの状況を考えながら担任同士が誘い合い、自主的に予定を立ているんです。
そんなアニーでこの秋行われた遠足をご紹介しますね!
子どもたちもイキイキ!新しいことに挑戦できる遠足
子ども達とは現地で待ち合わせ。電車に乗ってきたのが余程嬉しかったのか、みんなテンション高めです。
いよいよ館内へ。
たくさんの学校や幼稚園、保育園のお友達で賑わっていました。
ベビーカーではなく子ども用車椅子には、酸素ボンベやモニターを積み込んでいます。
少し薄暗い館内では、植物や動物の生物の進化がわかりやすく展示されていました。担任の先生が子どもたちに話しかけながら展示を見て回ります。
お昼ごはんのお弁当は、保護者の方にお願いしました。遠足用にそれぞれ工夫したお弁当もありちょっと感動。
さてさて午後からはメインイベントの「コンパスで遊ぶ」です。今回、国立科学博物館のコンパスという遊び場を利用させていただきました。
アニーの保育理念は
「やりたいことを広げて生きる力を育む」
障害があったり、医療的ケアが必要なお子さんであっても“子ども達がやりたいこと”をできるだけやらせてあげられるよう、担任の先生は諦めずにチャレンジしています。
例えば、この日「お面作り」に挑戦した子どもたちは、こんな風にお面を作りました。
さらに「高いところに登る」ことに挑戦した子どもたちは、こんな風に遊んでみました。
子どもたちも一緒に嬉しそうに遊ぶ先生を見て、手が伸びます。足が向きます。顔を向けます。このようにいろんなことに挑戦できました。
うーん!みんな楽しそうでお顔がイキイキしてますね!
あっという間の時間になりました。
コンパスの職員の皆さんも、子どもたちの車椅子のタイヤを拭いてくださったりと様々なサポートをしてくださり、ありがとうございました!
担任の先生たちも一緒に楽しんだアニーの秋の遠足。
大人が楽しめば子どもも楽しい!子育てにおいてもそう言えるかもしれません。
健常児とか障害児とかはホント関係ないんだなぁ。と、日々障害がある子どもたちに接していて感じます。
障害児訪問保育アニーの子どもたちは、健康状態が良ければ外に出かけます。そして、世界をどんどん広げていきます。たくさんの経験もできます。
ワクワクしたりドキドキしたり、これからもやりたい気持ちをどんどん広げられるよう、私達も子ども達と一緒にチャレンジして行きたいと思います。
「障害児のママとパパへ。仕事を、諦めないでください」12/20(金)利用希望者向け説明会を開催!オンラインでも参加できます!
今年度中に職場復帰されたい方、2020年4月に職場復帰をお考えの方を対象に、「障害児保育園ヘレン」「障害児訪問保育アニー」の利用希望者向け説明会を実施します。
また、説明会への参加が難しいご家庭に「説明会のオンライン中継」を予定しています。
※オンライン中継の視聴にも事前の申し込みが必要となります。
※お問い合わせいただいた方に、オンライン中継の利用方法をご案内します。
医療的ケアや障害、慢性疾患などが理由で、お子さんが保育園に入れず、お仕事を諦めていた親御さんはぜひご相談ください。
求職中の方でもご利用可能です。
説明会概要
●日時:
2020年01月31日(金)12:00-15:00
2020年02月21日(金)12:00-15:00
2020年03月13日(金)12:00-15:00
●場所:認定NPO法人フローレンス 神保町オフィス
東京都千代田区神田神保町1-14-1 KDX神保町ビル3F(アクセス)
●会場について
入園検討中のお子さんやきょうだい児の同伴可能
エレベーター完備で車椅子乗り入れ可能
フローレンスの障害児保育の特徴
フローレンスは「障害の有無に関わらず、すべての子どもが保育を受けられ、保護者が子育てと仕事を両立できる社会」の実現に取り組んでいます。
フローレンスの障害児保育は、日本初の障害児向け長時間保育、医療的ケアにも対応、子ども同士の交流による発達促進する環境を提供しています。
選べる2つの保育形態
「障害児訪問保育アニー」は、保育スタッフが障害のあるお子さんのお宅に伺い、マンツーマンで保育をする日本で初めてのサービスです。
日中は、お子さんの発達に合わせた活動を行います。近所へのお散歩などはもちろん、地域の保育園への交流保育を実施し、子ども同士の交流を通じて、発達を促します。
「障害児保育園ヘレン」は、障害のある子の長時間保育を実現する日本で初めての保育園です。
看護師、作業療法士、研修を受けた保育スタッフがチームを組み、子どもたちが安心して過ごせる環境を作ります。
「どんな保育をしているの?」「利用条件は?料金は?」など、実際の保育の映像を交えながらご説明し、不安や疑問にお答えします!お子さんやきょうだい児も同伴可能です。この機会に、ふるってご参加ください!