障害児訪問保育 Annie

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アニーだより

合同会社西友インタビュー 日本初の「障害児在宅訪問保育アニー」に寄せる期待についてお聞きしました!

  • hatena

2015年4月、フローレンスの新プロジェクト、障害児在宅訪問保育アニーが、いよいよサービスインを迎えます。
今回、事業開始にあたって助成をいただきました合同会社西友 執行役員シニア・バイス・プレジデント 金山亮様にインタビューを行いましたので、その様子をお伝えします!

合同会社西友様には、ふくしまインドアパークを皮切りに、ひとり親家庭支援、病児保育のエリア展開、障害児保育園ヘレンの開園など、これまで様々な事業を支援いただいています。

組織全体で「女性の経済的自立支援」を推進している西友様の想い、「アニー」やフローレンスの活動に寄せる期待などをうかがいました。

感謝状を受け取る金山様

【感謝状贈呈の様子】

合同会社西友
執行役員 シニア・バイス・プレジデント
企業コミュニケーション部
金山 亮(かなやま りょう)氏

インタビュー:経営企画室 中村

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【「アニー」によって、障害児保育の裾野が広がる】

――まず「アニー」を支援してくださった想いについて教えてください。

「2014年9月、東京都杉並区に「障害児保育園ヘレン」が開園しました。
西友は「ヘレン」の立ち上げを助成しましたが、今回の「アニー」は「ヘレン」の延長線上にあるプロジェクトということで、引き続き支援をしたいと思いました。
「ヘレン」も「アニー」も、今まで全く無かった仕組みを1からつくり上げる、とても意欲的なプロジェクトだと感じています。
特に「アニー」は、「ヘレン」だけでは救いきれない多くの家庭を支えることができるため、すべての家庭において子育てと仕事の両立を可能にする、更なる大きなチャレンジだと考え、このプロジェクトの助成を決めました。
「アニー」 によって、障害児保育事業の裾野を拡げ、”障害児保育問題”のような社会課題の認知度をあげることを期待しています。」

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【ヘレンの保育風景】

◆医療ケアの必要なお子さんの預け先がなく、障害児家庭の母親のフルタイム就業率はわずか5%というデータがあります。
西友様は、この「障害児保育問題」を”究極の待機児童問題”と捉え、「ヘレン」立ち上げを支援してくださいました。
しかし、施設型である故、すぐに拠点を増やすことが難しく、フローレンスでは殺到する入所希望に応えきれない葛藤がありました。

「アニー」は、4月から始まる子ども・子育て支援新制度の地域型保育に基づく「居宅訪問型」という制度を利用しています。
マンツーマンの在宅保育という形で、より柔軟に保育の希望を受けられるため、「ヘレン」ではこぼれ落ちてしまうお子さんたちをお預かりすることが可能です。

【女性が活き活きと活躍する社会のために】

――西友様は、女性支援を社会貢献の柱の1つとしていらっしゃいますが、それはなぜでしょうか。

「私たちが社会貢献活動の柱の内の1つとして、「女性の経済的自立支援」を重要視する理由は、まず、西友でお買い物をしてくださる半数以上が女性ということ、それから従業員(アソシエイト)の約7割が女性だということがあります。
女性に活き活きと活躍していただくことで、私たちの事業にも良い影響があると考えており、フローレンスさんの「子育てと仕事の両立」というビジョンに通ずるところがあると思います。
社内での女性の成長機会の拡大を図るだけでなく、女性がより幅広く、真に活躍できる社会を実現するために、仕事と子育ての両立などの課題に取り組む団体を積極的に支援しています。

西友の「社会貢献活動助成プログラム」は、本社のウォルマート・ストアーズ・インクがグローバルで展開している社会貢献活動の方針に沿って、 「女性の経済的自立支援」「食品寄付活動」「環境活動」「地域固有の活動」の4つの分野で、活動を行っている団体に対して、助成金を拠出するものです。
西友は、この「社会貢献活動助成プログラム」を通じて、「障害児訪問保育アニー」立ち上げにかかる、スタッフの研修費などの経費の一部を助成することを決めました。
同時に、助成金だけでなく、西友への就業を望まれる保護者の方にも就業に向けてご相談に乗るなど、全面支援をします。

先進国である日本でも、女性の経済的な自立という視点においては、まだまだ課題がたくさんあり、改善できる部分が多いと思っています。
社会的な課題を解決するために、今後も色々な活動を続けていきたいと考えています。」

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◆西友様では、女性の活躍を推進するために、他にも下記のような活動をされています。

【女性が活躍する企業からの商品公募】
女性経営者や女性が活躍する企業を対象に、幅広いカテゴリーから商品を募集する「女性が活躍する企業からの商品公募」を実施。
厳選な審査を経て選ばれた商品は西友店舗または、オンラインショッピングサイト「SEIYUドットコム」で販売します。

第1回 「女性が開発したママのためのお役立ちグッズ」
http://www.the-seiyu.com/front/sc/mamagoods

第2回 「女性の暮らしを便利に楽しく!”働き女子応援商品”特集 」
http://www.the-seiyu.com/guide/woman_2nd/

第3回 「女性が活躍する企業からの商品公募」実施概要<4月8日まで募集中!>
http://www.seiyu.co.jp/campaign/woman/index.html

 

【より多くの人を巻き込んでいって欲しい】

――西友様とフローレンスは、これまで共に多くのプロジェクトに取り組んできました。特に印象深いプロジェクトはありますか?

「それぞれのプロジェクトに思い入れがありますが、どれか1つ挙げるとするならば、最初のプロジェクトである、当社のザ・モール郡山店内に開園した、ふくしまインドアパークですね。
そもそもは駒崎代表のtwitterでのつぶやきが、共通の知人をたどって耳に入りました。それでちょっとお会いしてみようかという気になりました。
偶然から始まったようなものですが、西友としても、NPOのテナント誘致は初めてだったので、とても思い出深いプロジェクトです。
放射能の影響により外で遊ぶことができない子どもたちが、インドアパークがあったことでのびのびと楽しい時間を過ごすことができました。
今年の3月末で閉園を迎えることとなりましたが、多くの人に愛された場所だったと思います。」

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【ふくしまインドアパークの様子】

――フローレンスにどんなことを期待してくださっていますか?

「自らが事業を発展させていくだけでなく、今まで光が当たらなかった社会課題に注目を集めることが、大きな役割だと思います。
課題に注目が集まれば、行政も動き、より多くの人を助けるような政策につながります。
フローレンスさんには、パイオニア精神を存分に発揮していただき、多くの人を巻き込んで、社会課題の解決につなげていただくことを期待しています。」

◆西友様のアニーに寄せる想い、フローレンスへの期待をお聞きして、改めて身が引き締まる思いでした。
金山様、本当にありがとうございました!
今後とも西友様と共に「誰もが子育てと仕事の両立が可能な社会」を目指して活動に取り組んでいければと思います。

*合同会社西友
http://www.seiyu.co.jp/

*西友のサステナビリティ
http://www.seiyu.co.jp/company/sustainability/activity/community/

 

※認定NPO法人フローレンス・ホームページより転載

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