障害児訪問保育 Annie

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お知らせ

【保育スタッフ インタビュー】「安全に預かり続けるために」アニーの災害対策

  • hatena

こんにちは。障害児訪問保育アニー事務局の徳田です。
東日本大震災から10年を迎えました。災害はいつ、どこで起きるかわかりません。今回は、アニーの災害対策についてお伝えします。

ふだんから遠隔コミュニケーション体制を確立

障害児訪問保育アニーは、保育スタッフがお子さんのご自宅にお伺いし、マンツーマンでお預かりするしくみです。しかし、スタッフはたった一人で保育を行うわけではありません。医療面から保育をサポートする「訪問看護ステーション・ジャンヌ」の看護師や、巡回の保育スタッフ、保育・看護の各責任者(スーパーバイザー)など、様々な専門性を持ったスタッフが関わっています。だからこそ、平常時から「遠隔でもスムーズにコミュニケーションをとれる体制」を整備しています。
東日本大震災発生時は電話や携帯メールでの連絡がつきにくかった一方で、インターネット(メール・SNS等)での連絡が活発に行われました。アニーでも、複数の手段でコミュニケーションができる体制をとっています。

1 保育スタッフ・看護師に1人1台の業務用スマートフォンと携帯用充電器を貸与

メールや電話の他、チーム内でのチャットツールを活用して連絡を取り合っています。

2 保護者の方とも複数の連絡手段を確保

保護者の方ともメール・電話・メッセージアプリ・専用のウェブページを使って連絡や情報共有を行っています。

3 ウェブカメラをご家庭に設置

保育の安全性向上のため、ご家庭にウェブカメラを設置し、お預かり中は常に稼働しています。電源が必須ではありますが、看護師や事務局スタッフが遠隔でも保育中の状況を確認できます。

4 運営事業者全体で安否確認システムを導入

障害児訪問保育アニーを運営する認定NPO法人フローレンスでは、全社で「安否確認システム」を導入しています。緊急時、離れた場所にいるスタッフの安全を一括管理しています。

緊急時を想定した対策

アニーではお子さんごとに「緊急時対応マニュアル」を作成しています。
そのために慣らし保育中に、保護者のみなさんと保育の安全環境、避難場所、緊急時連絡フロー、非常用持ち出し袋の中身と設置場所などを確認します。かかりつけ医、訪問看護ステーション、療育施設、保健師、相談支援員さんなど、お子さんをとりまくチームの皆さんの連絡先の把握も重要です。
また、医療的ケアがあるお子さんに対しては、停電時に機器が使用できない状況に備えて、別の方法での手技を確認しています。

さらに「停電」「火事」「地震」については「想定されるリスク」の把握の他、アニーとして標準的な対応フローを定めました。また、災害発生時は保護者の方が安全に帰宅されるまで最大24時間お預かりをすることを想定し、お子さんの症状やご自宅の環境に合わせた個別対応フローを慣らし保育時に保護者の方と相談しています。

どんな災害であっても、いざというときに「安全な場所に逃げる」ことが何よりも大切です。お子さんが日々成長する中で「必要な荷物を持って、保育者がお子さんを連れて、安全に避難できるか」を一人ひとりのスタッフが都度見直します。非常用持ち出し袋の中身を定期的に保護者の方と確認したり、非常用持ち出し袋とお子さんを実際に抱えながら保育部屋から外に移動する訓練をしたり、保育を行いながらも万が一の事態に備えています。

「今地震が起きたら自分はどうするか」保育担任の心がまえ

保育スタッフの森崎さんに、保育中に心がけていることを聞いてみました。

大学卒業後、共済生協に勤務。出産を経て子どもと関わる仕事がしたいと強く思い、資格を取得して保育士に転職。
保育所勤務をしている時にフローレンスのWEBサイトで障害児保育問題を知り、アニーへ。

-防災の観点で、保育中に気をつけていることはありますか?

森崎:お部屋環境は、慣らし保育でご自宅に伺った初日に保護者の方と確認しました。お子さんがよく過ごす場所は、周囲から何も落ちてこない場所にしています。小さなことでもすぐに頭を守れるように、ブランケットも常に手の届くところに置いていますね。
家の外の環境も、ハザードマップを見たりお散歩で周囲を歩いたりしながら、必ず確認しています。避難場所を確認したり、お散歩中には工事現場や上から物が落ちてきそうなところは通らないように気をつけています。

以前担当していたお子さんのお住まいは海抜が低い土地だったので、「地震」や「火災」に加えて「津波」リスクもありました。「いま津波が来たらどこに避難するか?」を考えて、周囲の高い建物は気にしていました。

-お子さんごとに環境や気をつけることも大きく変わりますよね。

森崎:「外部環境」「ご自宅の保育環境」「お子さんの体調や障害の程度、発育状況」のかけあわせによって、まったく変わります。アニーとして災害時の標準フローはありますが、個別に作成するお子さんごとのフローが本当に大切です。

大規模な自然災害でなくても、たとえば熱がこもりやすいお子さんだと、真夏の「停電」は緊急性が高いと考えています。家で待機するのか、冷房のある避難所に避難するのか、などはその時の状況で判断しなければいけません。

-お子さんの発育にもよりますね。

森崎:入園時は抱っこひもを使っての避難を想定していても、お子さんの成長に伴い抱っこひもが使えなくなることもあります。ご自宅の設備が変わることもありますし、一度作って終わりではなく都度更新していくことが必要ですね。

-持ち物の面ではどのような準備をしていますか?

森崎:非常用持ち出し袋は、入園直後に保護者の方と保育スーパーバイザー(※保育責任者)と中身を確認しながら準備しました。後日、医療的観点から看護師にもアドバイスをもらっています。
賞味期限があるものは期限が切れる前に入れ替えていて、そのときに機器の電池切れがないかの確認、季節に応じた洋服の入れ替えなどをしています。
非常用持ち出し袋はとても重いので、避難のときにすぐに持ち出せるよう玄関付近に置かせていただいています。
保護者の方も定期的に気にかけて声をかけてくださるので、お話をしながら見直ししています。

-入園後の工夫があれば教えてください。

森崎:訓練のひとつとして、避難場所、広域避難場所にはお散歩を兼ねて行くようにしています。経路も複数試しながら、スマートフォンや地図を見なくてもでもたどり着けるようにしています。

あとは、ご飯をあげながら、水遊びをしながら、など、ふとした時に「今大地震が起きたら自分はどうするか」ということを考えて、具体的な行動のシミュレーションも頻繁にしていますね。

保育所で働いている時は「大勢の子どもを少数の大人で安全に移動させること」に神経を集中させていましたが、アニーは「目の前の一人のお子さんの命を守ること」に集中できます。でも、裏を返せば一人の命がすべて自分一人の判断、行動にかかっているということ。災害時に冷静でいるということはどうしても難しいですが、そこが一番肝心であるとも思います。普段どれだけ想像力を働かせて様々なシーンを想定できるかにかかっているので、意識しています。

-日常の中で災害が起きたときを想像してみるのは、すぐにできる工夫ですね。保護者のみなさんにお伝えしたいことはありますか?

森崎:わたし自身子どもがいるので、自分が仕事中に子どもが被災したら、という不安は感じています。被災時は保護者の方もお子さんも必ず不安になると思いますが、保育者として何が起きてもパニックにならず、保護者の方に引き渡すまで、いつもの自分でお子さんに接していきたいです。万が一何かがあったときも、どの保育者もお子さんをしっかりお預かりします。保護者の方はご自身の安全第一で帰宅していただきたいです。

そのために、アニーではお子さんに合わせた個々の計画を準備しています。保護者の方にもご意見を伺いながら、作成・ブラッシュアップをしていければと思います。

また、災害時には障害を持つ人や小さな子ども、高齢者の方など、特別な配慮が必要になります。障害児保育に関わる者として、どの人も安心安全に過ごしていくにはどうしたらいいか、災害が起こる前から考えていきたいです。

-森崎さん、ありがとうございました。

日頃から小さな心がけを積み重ねることが防災につながります。これからもアニーは保護者の皆さんと協力しながら、日々の保育を行っていきます。

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